富田林 寺内町見学

夫の仕事関係のセミナーでの見学会 夫は結婚式の招待で不参加 私は以前から行きたかった所なので1人で申し込んでもらっていたものの 寂しいんで友人のご主人を誘ってみました。そしたら彼も前々から行きたいと思っていました 是非  なあんて言って下さって2人で参加  超楽しかった〜〜〜♪♪♪

富田林の寺内町 町ぐるみで保存 再生に力を尽くしています。日本建築家協会の見学会だとそれに主に関わる方達の説明などがあり 個人で行けば知らずに終わることを教えてもらい 見ることができないものも見れます。何倍も充実 丁寧な説明があってホント楽しいのです。

こんな風に説明会があって そして見学が始まります。ワクワク♪
本日のメイン 旧杉山邸




杉山家は寺内町創立以来の旧家で町の経営に関わってきた家柄 1685年より造り酒屋として成功 またまた財産を増やします。
その家の一人娘である石上露子は与謝野鉄幹主宰の雑誌 明星で歌壇デビュー 好きだった一橋大学の学生との悲恋 彼も一人息子だった為別れます。その恋の歌を朗々と説明のおばさんがよんで下さいました。別の人と結婚しましたが文学に関して夫の理解を得られず歌壇から姿を消します。彼女のたっての希望で造ってもらったという日本家屋にそぐわないけれどアールヌーボー的な螺旋階段が素敵でした。どんなお嬢様生活だったんでしょう〜うちの中に使用人70人いたんですって。
そこからどんな風になったか  の説明は無く  昭和58年に杉山家住宅が売却され分譲住宅建設計画が持ち上がり  富田林市が買い上げる決断をします。当時の朝日新聞は 小さい自治体の、いわば分不相応ともいえる大きな買い物は 英断 であったと報じています。この英断がなければこれは残ることが無かったのです。でも中にあっただろうお宝は一切無く 不動産会社がごっそり運んだんだろうということでした。残念の極み その後沢山の人たちの力でこの町の保存 そして再生の努力が続いています。空き家をリフォームしてギャラリーやお店になりつつ変わっていこうとしています。リフォーム中の家でまた説明がされている間 建築家達は熱心に話しを聞いていましたが 私は興味がないのと寒いのとで焚き火にあたっていたら それに関わる大工さんが こんな団体が何組もやってくる 今日は3組目 仕事にならんとぼやいていました。その家も築180年の家だそうです。改築の為に土間を取り壊したら大きな甕が3個も埋まっていた とか・・・・へ〜〜〜説明より興味ある大工さんのお話でした。大きな梁 太い柱 土の壁 年月を経てまだ生き続けるものたち 感動の時間でした。これらを再生させるには莫大なお金がかかります。壊して建てる道を選ばないのは勇気も財力もいるのです。お年寄りの多いだろうこの町に若い力がもたらされますように。この大勢の努力が実りますように。

なぜ売却に至ったか  灘 伏見などとの競争に負けたため らしい
映画 舞姫 郷ひろみ主演のロケに使われた らしい(帰宅後調べて)


寒い寒い 冷えてきました。小さな喫茶店に入りました。

金物屋の納屋だったというこのお店 太い梁 良い色の土壁 美味しいコーヒー 良かったけど置いてある椅子やテーブルがあかんねん 台無しやと勝手に憤慨 だけど美味しいコーヒーで体が温まりました。

さてお腹がすきました。彼の奥様は私の友人 今日はお母さんと日帰り温泉旅行で帰りが遅くなります。私も夫は結婚式の後すぐに帰ることはないはず。で2人でご飯を食べて帰ることにしました。
町屋見学したんだから町屋で夕食をということで昭和町




メインのむつ(魚)のお料理は忘れてしまいました。美味しかったです。ビール沢山飲んでしまった(>_<)

Aさんと一緒に行けて10倍楽しかった〜女友達より良かったかも・・・くらいです。好きな物が結構同じでした。夫がAさんを大好きなのも納得した1日でした。明日はAさん(妻)と打ちっぱなしに行きます。こうやってA夫婦と長〜く仲良くしたいと心から思いました。